メキシコで、3DSのすれちがい通信に成功。 |
ロスを出発して3日、メキシコ国境に到着しました。
初の自転車での陸路越境。無事にメキシコに入国できるでしょうか。
アメリカ(San Isidro) 〜
<199〜200日目>
起きてみれば豪雨。
昨日必死に160kmを走っておいて良かった……のか!?
すごい雨。
ちなみに翌日も雨。
おとなしく2泊決定です。
大雨の中、体も自転車もビショビショの状態で入国手続き、となるのは避けたいところですからね。
メキシコ(Tijuana) 〜
<1日目>
ちょっと曇っているけど、天気予報では午後から晴れるとのこと。
いざメキシコへ、出発。
メキシコへの徒歩越境用の通路、と書いてある。 |
メキシコへの入国にあたっては、車か徒歩となりますが、交通量の激しそうなところはお断りじゃー、ということで歩行者用の窓口を使うことにしました。
自転車を押して、歩行者と一緒に国境ゲートへ向かいます。
メキシコ国境が見えてきました。
ノートラブルで国境を越える事が出来ると良いのですが。
国境ゲート。この後、回転扉にピッタリ自転車が挟まって立ち往生。 誰も助けてくれないし。半泣きになりながら時間をかけて脱出(^^; |
国境ゲートに到着。ここを抜けていけばメキシコです。
普通は出国する前に出国スタンプが必要なのですが、近辺にアメリカ側のイミグレーションオフィスが見当たりません。
どうやら、「アメリカに72時間以内に戻ってくるなら、国境手続きせずにメキシコ旅行OK」というルールがある為、アメリカ側の出国スタンプの手続きが省略されている模様。
でも私の場合はアメリカに戻らずそのまま南下しますので、アメリカ出国を証明するものがないと困るんですよね。(オーバーステイした事になってしまう)
ですが、事前に調べた情報によると、アメリカ出国の証明は、メキシコ入国のスタンプでOKとのこと。
ならば、ゲートを通ってメキシコ側で手続きすればOKってことかな?
ちょっと不安ですが、いざ、ゲートをくぐります。
ゲートを通ってそのまま進んでいくと、すでにそこはメキシコでした。
って、あれ!?
入国スタンプ押してくれるところが無かったんですけど!?
さすがにそれはマズい。
少し戻って国境守備部隊の軍人にスタンプの事を話すと、目立たない入り口を指さして
「あそこのイミグレでスタンプ押してくれるよ」
とのこと。
分かりにくっ……!
(どうやら、72時間以内の滞在であればメキシコ入国スタンプも要らない為、イミグレを使う人は少ないみたい。)
メキシコ側イミグレでは、やる気のない職員がパスポートにあっさり入国スタンプをポン!
手数料の250ペソ(2000円くらい)を支払う為の銀行振込用紙を渡され、手続き完了。(これはメキシコ出国までに払えばOKとのこと)
入国手続き、簡単すぎ。
ドキドキして国境に来たのは何だったのだろうか……うーむ。。
メキシコ側の町「ティファナ」に入りました |
メキシコ側の国境の町「ティファナ」に入って思った事、それはアメリカとあんまり変わらない、という事。
おもいっきり普通です。
もっと、北斗の拳みたいな荒廃した世界を予想していたんだけどなぁ。
というのもアメリカ滞在中、よくアメリカ人に「メキシコはメチャクチャ危ないところだから気をつけるんだよ」と何度も言われていたのです。
でも、どっちかというと、アメリカの方が危険な気がするくらい、メキシコはのんびりした空気。
でも「国境はたいてい治安が悪い」というのは定説なので、こんな所からはとっととバイバイキンです。
メキシコは町の中心に必ず教会がある。 |
とはいえ、町では写真をパシャパシャ撮ったりして堪能。
ATMからメキシコの通過「ペソ」を入手する事も出来たので、今日はあと少し走って宿を探せば終わりかな。
ティファナを出発。
かなり全力な「飛び出し注意」?の標識 |
初めての国を走るのはやはりドキドキ。
そのくせ、あまり地図とか見ないで走るので、思いっきり迷いました。
さすが旅行初心者!
本日の走行データ(GPSログ)より。メチャクチャ迷走してます。 |
ゲーム関連ショップ。ミクさんはメキシコでも大人気。 |
そして今までとは違い、見かける表記が英語からスペイン語に完全に変わった為、何が書いてあるか全く読めません。
絵とかを見ればなんとなく雰囲気はわかるんですけどねぇ。
初めてのスペイン語に困惑しながら走っていると、モーテルを発見。
かなり迷って疲れたので、今日はこの宿に決定です!
モーテルは自転車ごと敷地に入っていけるので、結構楽です。
当然、スペイン語オンリー。困る。 |
以下、会話。
私「(英語で)こんにちは、一泊いくらですか?」
受付のお姉さん「(スペイン語で)****************」
か、会話が成立しない!!!
全く英語が通じません。
しかも、防犯対策の為かインターフォン越しでの会話なので、相手の身振り手振りや反応を見ることもできず、余計にコミュニケーションが難しい。
やばい……
事前に、メキシコは英語が通じにくい国だとは知っていました。
でも、さすがに全く通じないとは想定外。
甘く見て、スペイン語の勉強なんか一切していなかったのです。
相変わらず見通しが甘い私。
この時点ですでに、インターフォンの前で15分ほど格闘していました。
でも状況は一切進展していません。
さすがにこのままだと、不審者として追い出されそうだったので、必死になって地球の歩き方(旅行ガイドブック)のスペイン語フレーズ集をチェック。
とりあえず自分の言いたい事を一方的にしゃべりまくるしかない!
すると、さすがスペイン語フレーズ集。
相変わらず相手が何を言ってるかは一切わかりませんが、お金を払って無事に部屋のカギをゲットできました。
……ここまでで30分ほどかかりましたけど、ね!
部屋に入ってほっと一息。
でも今後の事を考えると、やはりスペイン語は必須であることを実感。
なにより自転車旅行の場合、田舎を通過する期間が長いので、この先も英語が一切通じないのは確実。
観光地なら少しは英語が通じそうだけど、そんな所まず通らないし。
いきなりの絶望です……。
明日以降どうなることやら。
不安は尽きませんが、ここのモーテルはネットも繋がらない鬼仕様なので、とっとと就寝。
(走行日:2013年3月7日 〜 9日)